2/27/2009
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今の不景気で最も多い失業者は愛知県。トヨタが人員削減を行った結果であると思う。別に倒産したわけでもないのに、こんなに多くの人たちを手放してひどい。景気が悪くても従業員を守ってやるのが世界のトヨタである。侍の魂はこういうときこそ、見せるべきである。使うときだけ使って、手放すときはすぐ放す。今、円が少し安くなってきているので、製造業は回復するとは思うのだが。
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麻生さんが訪米。オバマ大統領にとって最初の海外からの訪問客になったという。アメリカ側の報道によると、これまでの同盟の強化の確認(北朝鮮のミサイルに対する防衛の強化など)、及び世界の経済悪化の解決策の話し合いが中心。世界で有名なリーダー(オバマ)と瀕死のリーダー(支持率一桁台の麻生さん)の対談と野次られていた。アメリカの政治関係者によると「小泉さんのような強力なリーダーシップを持った日本の指導者を望むが、今のところ、永久に望むことはできない。とりあえず、麻生さんと会談を持つことで、米国の良好な国際関係をアピールする」。今の日本は戦後保守政治から、状況に応じた柔軟な対応ができる政党政治への模索中であるので、強いリーダーが出来づらい。
日本人が1998年にクリントン大統領が日本を無視して、中国訪問を行ったことを遺憾に思っている、ことを米国人は忘れてはならない、というコメントもあった。
それにしても、中川財務大臣の後釜に与謝野氏の大臣職の兼任は、間違いである。
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今日は大学院生の実験指導。私の発音が悪いのか、うまく通じないときがあるので、重要なことは紙に書いて説明する。
自分の仕事の方は、ハエの触角集め。培養細胞の育ちは、それほど悪くはない。ポスドクの墓場の序奏曲が流れ始める。何か別の世界にも視野を広げてみようと模索中。
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ヒラリー長官の訪日の新聞記事(米国側)が目に留まった。米国側からみて、麻生さんの支持率が一桁台に落ち込んでるから、小沢氏との対談もスケジュールに組み込まれているということ。
中川さんの失態。。。。父親はあの中川一郎。自殺した父親が泉下で泣いているよ。。。。小学生の頃、自民党総裁選で中曽根、河本、安倍氏という競争相手の中で、中川氏の基盤は一番弱いと、当時の私は思ったものだった。でも、基盤が弱くても、こういう風に自分をアピールしたら、将来総裁になれる可能性もあったのに、と今は思う。
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今日はテネシーのヴァンデルビルツ大学のZwiebel先生のセミナーがあった。蚊の嗅覚の研究成果の話で、アフリカのマラリア撲滅のためにタンザニアの研究機関と5カ年の研究プロジェクトの成果の話が中心。蚊が好む匂いの受容体遺伝子を拾って、受容体の応答を阻害する化学物質のスクリーニングに成功したという。匂いの応答をマスキングする化学物質の蚊に対する効果を、実際タンザニアでテストするらしい。
Zwiebel先生と一緒にお昼を食べたが、早口で会話についていけなかった。
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ある実験は失敗に終わった。別の実験方法で仮説を証明する。
ある新聞記事で、「日本は「もの作り」という技術立国以外の道を探らなければならないと、新興国の台頭で今後の国際社会でやっていけない。技術立国以外の道とは何かは筆者にはわからない。」というのが目に留まった。食料不足に対応した食料生産国家、映画などの文化の豊かさを目指した芸術立国、高齢化社会に対応した医療技術立国、などがあげられるが、文化としての基礎科学研究は重要である。
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論文の仕上げのための最後の実験が一つ残っているので、来週には仕上げる予定。いずれ、ポスドクの末路の体現者にならないか、とおびえながら過ごしているこの頃。
研究室の大学院生が手持ち無沙汰の状態で、ボスの指示がひどい。来週から、彼の実験の指導をしなければならない。
寝癖が悪かったのか、首が痛い。アスピリンでも飲んで無理しないようにする。
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確定申告の時期に入った。所得税の税率は10%程度。源泉徴収票(W2 form)から、支払うべき税金を計算したら、6万円ほど余分に払っていたので、早速取り戻すために書類をだす。
日本の技術者が不足して、中国などで青田買いをしている状況。私が高校生の時から、理工系に進む人は少なかった。給料は少ないし、昇格の条件も文系より良くない。こういうことに対して、行政、大学、学生それぞれに問題がある。
(1)行政側
大学院生の研究奨学金をもう少し増やす。ポスドク1万人計画でなく、5千人計画に縮小する。
(2)大学側の問題
教官の質が悪い。少なくとも定期的なモラル教育は必要。質の悪い教官のために、進路の変更をしてしまった学生を、私は何人か知っている。
(3)学生の問題
アカデミーの世界にはこだわらない。就職したくない人、勉強が好きな人、というのはアカデミーの世界ではやっていけない。勉強と研究とは、頭の使うところが違う。
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今日のセミナーはハーバード大のある助教授の「細胞核の細胞内局在の分子機構」。ショウジョウバエの視覚神経細胞の細胞核の細胞内における位置を決定する遺伝子の話。
南から湿った空気が入って、雨が少し降る。もう、春に入っている。
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トルストイの「イワンの馬鹿」は、帝国主義に対する警鐘であり、国家の威信、欲望が国を滅ぼすことを示唆したものである。この本が刊行されたのが1900年が始まったばかりの頃。ロシアにこういう考えを持っていた人がいたのに、2回の世界大戦と冷戦を、人類は体験した。
日本の今後のあり方も、食料の自給自足率を上げ、「イワンの馬鹿」のような国家が理想である。日本で就農希望者が増えており、これは喜ばしいことである。だが現実は厳しい様子。私の伯父が農業をしているけど、気象条件が悪くて不作になると胃が痛くなる、とか、大雨で飼っていたどじょうが養殖池から溢れ出すと大変、と話していた。
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久しぶりにアマシャム ファルマシアのELISAキットを使ってcAMPの定量を行う。学生時代にした仕事だが、試薬の調製など忘れているわ。キットの値段は昔とそれほど変わってない。3万円するので大事に使う。
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民主党の唱える「高速道路の無料化」は、本当に大丈夫なのかと思ってしまう。道路が空いている地方はいいけど、都市部は無料化にすると渋滞し、高速道路本来の機能が失われる恐れが出てくる。ヒューストンにいたとき、有料高速道路ベルト8と無料の幹線道路I-45とI-10を利用したが、有料の方は道路が渋滞することはなかったし、事故も少ない。一方、無料の幹線道路はラッシュアワーになると、渋滞するし、事故がよく起こる。ヒューストンの人口は東京、大阪と比べて人口ははるかに少ない。こういうところでも渋滞の問題が出る。高速道路の無料化については、起こりうる渋滞による物質流通の効率の低下を計算しなければならない。
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車のstate inspection はパス。検定料14ドル。次の進路が決まれば、もうこの車は処分することにする。
相撲、今度は日本人力士が麻薬を所持。親方があの琴風。琴風好きだったんだけどなー。彼が現役の頃、鬼のような形相で稽古に励んで、稽古が終わった後の休憩時間に、自分の趣味は切手を集めることですと、コレクションを笑顔で見せている琴風の表情はさわやかだった。親方の心中察します。
野球、阪神は真弓選手が監督。岡田監督にはもう1年ほど頑張ってほしかったけど。阪神の監督は周囲の批判が厳しいからやめたくなるのだろう。真弓選手は、私が小学生の頃、印象に残る先頭打者だった。日本人離れした端正なマスクで、よく打つし、同級生に彼のファンが多かった。私が小学生の頃、原選手や真弓選手のように活躍していた選手達が、今は監督で、感慨深いものがある。
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自然科学の基礎研究は文化である。文化とは、極端にいえば無駄の積み重ね。無駄が積み重なって一つの形となり、一部の「無駄」が後生に印象を遺す物となったり、実学に貢献する。ロックフェラー大のアベリーが行った「遺伝子はDNAである」の証明実験は本人の知的好奇心を満たす基礎研究であり、文化である。「死滅した病原性の肺炎細菌を非病原性の肺炎細菌に混ぜると非病原性から病原性に変わる。これを支配する因子は何か」を知るために彼は研究を始めた。この研究で予算をとるのは本人の業績が優れているか、文章表現力が相当なものでないと難しいと私は思う。周囲の人は「そんな研究をするよりは、肺炎細菌を死滅させる薬を考えてくれ」というだろう。しかし、この基礎研究のおかげで、遺伝子の本体はDNAであることが判明し、今の遺伝子工学の進展につながった。アベリー本人も今のような遺伝子工学の時代が来るとは思いもよらなかったはずだ。このように基礎研究というのは研究者本人の好奇心を満たす営みであり、文化の世界である。
ただし、一番重要なことは「基礎研究を通して世間に何を提唱するか」という姿勢は常に維持しなければならない。無駄の積み重ねである文化でも、最後に残るのは、アベリーの「遺伝子の本体はDNAである」を提唱した研究のように、世間に何かを提唱しているものであるから。
仮に研究以外の世界に進むことになっても、職場や自分の属するコミニュティなどを通して世間に何を提唱するか、という姿勢は重要である。
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ウェスタンブロッティングで、培養細胞のホモジェネートで少し手こずった。ショウジョウバエの触角のホモジェネートはハンドホモジェネーザーで行っていたが、培養細胞の場合は超音波処理をかけないと、染色体DNAの粘性が残って、うまくSDS-PAGEでサンプルをのせることができない。
お昼は、ボスがあるパーティで余ったから、といって置いたパンの山をついばむ。
日本は基礎科学には向いていない国である。遺伝子の本体がDNAである、ことを証明したロックフェラー大学のアベリーが活躍したのは第二次世界大戦の頃である。彼は「死滅した病原型の肺炎の病原菌を非病原型の菌に混合すると、非病原型の菌は病原型に変わる。それを支配する因子は何か」という純粋な好奇心で仕事をしていた。こういう基礎研究、当時の日本ではとうていできない。今の日本でも、研究者が過去にすばらしい業績を持っているか、優れた文章表現力がないと、予算をとるのは至難の業である。
私のようなショウジョウバエの基礎研究、しかも昆虫生理の分野でやって来た者は、日本では使い道がない。
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